「予習というものは自分の力でやらなきゃ意味ないの」

「もちろん、タダでは頼まんよ。
……今日の昼飯、in食堂!でどうだ!!」

「のったぁ!!」



佐助の手の平にパチンといい音をたて弾いた。






「んで?なんかいいことあったんじゃなかったの?」


そのやり取りをずっと頬杖をついて見ている友人、みっちょんが呆れたように訊ねてきた。


「なになに?なんの話?」

「へっへっへ。実はねぇ〜」


私はにやける顔を隠すように両手で覆い、みっちょんと佐助を交互に指の隙間からみた。