「ばかっ!」
私のバカ!!
最後の最後で怖くなって返事を後回しにするなんて……。
だけど、でも。
断られたら、そこで孝ちゃんの帰りを待つ資格、なくなっちゃうけど
でも、まだ、幼馴染みで孝ちゃんが好きだからって理由があれば堂々と待ってられるような気がしたから。
だから、後回しにしてしまったのだ。
「……って、あああああ!!!」
電話切っちゃった!!
もう会えないし、電話も出来なくなっちゃうのに!!
最後の電話だったのに、切っちゃった!!
「あと何年、孝ちゃんの声を我慢すればいいんだろ……」
そのまま空を見上げるとオレンジだった空はいつしか薄暗い色に変わっていた。


