綺麗な綺麗な放物線を描いてコチラの部屋にやってくる孝ちゃんの物。
「うわっとと……」
キャッチできなかったけど、部屋の中にちゃんと入って、それがなんなのか分かった。
「……おまもり?」
そこには見覚えのあるお守りが落ちていた。
「俺のお古だけど効き目は俺が証明しただろ?」
そう、確かコレは、孝ちゃんが大学に入るとき持ってたお守りだ。
孝ちゃんのお守り♪
それを拾い上げて孝ちゃんにお守りを突き出した。
「コレがあれば、絶対合格できるね♪」
「それは気休め。しっかり勉強叩き込んでれば合格できる」
「でも、ありがとー!!」
孝ちゃんに向かってニッコリと笑うけど、さすがに寒くて顔が凍ってしまったみたい。
私、ちゃんと笑えてるかな。


