「んで?クロスワード、する?」 いつの間にかかけられたメガネをクイッとあげ、どこからか出てきた鉛筆をくるくる回す。 見るからにやる気マンマンだ。 「じゃあ、挑戦してみようかな」 とでも言わないと孝ちゃんに申し訳ない気さえ起こる。 「よし。じゃあまずはタテの質問から」 その日から約1ヶ月、私が退院するまでの間。 確かに孝ちゃんは約束を破ることなく毎日お見舞いに来てくれた。