なんで、たくさん泣いても、たくさんケンカしても、孝ちゃんじゃなきゃダメなんだろう。 孝ちゃんは佐助の姿を確認すると、にっこりと笑って中に入ってきた。 この笑い方は何か企んでる笑い方だ。 「あ〜、君は確か……さ、さ……サムくんだっけ?」 「佐助ですよ」 「あ〜!そうだ。佐助くんだ。久しぶり、お見舞い?」 「そういう孝ちゃんさんもお見舞いでしょ?」 「いやぁ〜、俺の場合は見舞いというより世話だし」 孝ちゃんは机の上に置かれたお見舞いの山を見ると柔らかく微笑んだ。