「孝二のこと、好きなんでしょ?」 「なっ?!」 なんで今さっき出会ったばかりのあなたにわかるんですか。 15年一緒にいた孝ちゃんには気付かれない気持ちなのに。 なんで気付かれたのが孝ちゃんじゃなくてあなたなんですか。 「でも、孝二は私のものだから、手は出さないでね、ハムちゃん」 耳元で妖しく呟くその人は猫と言うよりもヘビに近いのかもしれない。 ぞくりっと背筋が凍りつく。 これは警告。 彼女が私に警告してるんだ。 もう孝ちゃんに近付くなと……。