次の日も、また次の日も、

優はいつもうちに声をかける。

「あ、未希、おはよー!!!」

「あ、優クン…。おはよ…。」

(なんで話しかけるんだよ…)

少しウザかった。

その時だけ…。

毎日、毎日、それが続いた。

ある日…。

「ねぇ、未希。」

「あ、愛。何?」

「あの、優って人知り合いなの?」

「え、まぁ、知り合いっていうか…」

「いいなぁー…」

(もしかして…。)

「未希、優って人、カッコよくない?」

(やっぱり…)



それから、うちらの友情が、

壊れていったね…。

うちが優に出会っちゃったから…。