一瞬、固まった。 急にあたしたちの上からふってくる声。 「なんでそんな朝からテンション高いんだよ」 と愚痴をこぼしている、声の主。 「なによ~っ香川くんだって変じゃん~」 うぜぇと言われて、言い返す杏奈。 に、イラっときたっぽい…秋人。 「はぁ? 誰が変だって~!?」 「だから~香川くんだってばぁw」とか言い合ってる杏奈と、秋人の声が遠くで聞こえた。 やめるんだ。 やめたんだ。 秋人のことはもう、 スキジャナイ――