「悠里のこと、ごめんな?」
しばらくしてから、秋人がぽつりと話し出した。
「遊園地。奈由が誘ってくれたんだろ?・・・ありがと」
「別に・・・ お姉ちゃんのこと、好きだったんじゃないの・・・?」
こないだフラれたばっかじゃん。 なのにこんな急で、信じらんないよ。
「そーなんだけど・・・多分俺、悠里に告る前から奈由のこと意識してたんだと思う。・・・けどさ、悠里のこと好きだとか言っちゃったから・・・けじめっつーの? ちゃんとしたかったってゆーか・・・」
ちゃんとまとまらないみたいで、「そうじゃないっつーか・・・」って、ぶつぶつ言ってる。 そんな秋人を見てつい、顔がニヤけてくる。 さっき流れてた涙なんて、かわいちゃった感じ。
「・・・って、何ニヤけんてんだよ!?」
・・・バレた。
「え~別にぃ? ニヤけてないよー?」
嘘だけど。
「嘘つけっ!」
「嘘じゃないよーだ」
嘘なんだけどね。だって秋人ホントのこと言ったら、怒りそうなんだもん。
・・・かわいいなって。
でも、それでいて、カッコよくて、すっごい大好きだなぁって思ったんだもん!


