ただすきだから・・



そのまま、あたしたちは屋上から使われていない教室へと移動した。 もちろん、あたしに拒否権は、ない。 ただ、ついていっただけ。

ここに来るまでに、何回か質問したけど、秋人は黙ったまま、何も答えてはくれなかった。 ただ、時々、手を握る力を強めたりしていた。 あたしには、秋人が何をしたいかなんて、全然わかんない。


でもあたしの顔は、その手をつかまれているせいで、ずーっと真っ赤。



・・・この顔見られたら、やばいかも。 あたしが秋人をすきってこと、バレちゃう。どうしよう・・・



そう思っていたら、急に秋人が立ち止まった。



「ね・・・ねえ、秋人・・・? さっきの、何?」


まだ、火照ったままだったけど、今なら答えてくれる気がして、話しかけた。



「・・・」