アタシとお兄ちゃん。



スウェットを着て、脱衣所から、出た。


「明日早いし、もう一回寝るか…。」


肩に、タオルを広げ、その上に、濡れた髪を、乾かすように、のせる。


廊下ん歩き、階段へと向かう。


その時、不意に、視界に入ったのは、リビングの明かりだった。


もしかして……。


そっと部屋を覗く。