アタシとお兄ちゃん。





『じゃあ、よろしくな!』


「うん!」


靴をトントンとはきなおし、もう一度ドアノブに手をかけた。


『恵美華!!』


「なっ、なに?!」


『………いってらっしゃい!』


「いってきます!!」