アタシとお兄ちゃん。



「おはよう。お母さん。」

「恵美華。ここに座りなさい。」


あたしは、言われた通りに、お母さんの向かい側に座った。


座ったと同時に、あたしの大好きな人の声。


『母さん。おはよ。』


「大輝も座りなさい。」