ベリルは、じっとリヒターを見た。

瞳の中に、いっぱいの痛みを込めて、リヒターが見つめかえす。

恋愛感情などないベリルなのだけれど、リヒターの苦しみが、想像できる気がした。

「お前が、いいなら」