【コラボ】碧きコ惑のミューゼ~黄昏の彼方~


「でも、あたしだって、手伝いたかった」

「だから、来たんだろ?実は、まだやり残したことがあるんだ」

リヒターは、ノインの手を取って、玄関の方へ向かった。

ノインは、自分がドキドキしているのがわかって、不安だった。

ベリルに感じていたのは、濃ゆく、慕う気持ちだった。

でも、これって・・・

外へ出ると、倉庫の方へ向き直った。

「あれが、まだだ。

仲間にも、そこだけは、オレが直接やりたいからと、手を着けずにいてもらっている。

でも、もう時間がない。

とっくにその仲間は引き上げているんだ」