「僕 こんな服を着てるから… 母さん分からなかったんだ。」 「ちがうね 俺たちにとって昨日だったけど 母さんにしたら 30年以上たってんだぜー」 「分からなくて当たり前かぁ……」 婦人服売り場についた二人は その辺りをくまなく探す。 若林は もちろん 金田もていねいにさがした。 すると試着ボックスのカーテンの中に もう一つのドアが見えるのを 金田は見逃さなかった。 んっ!