腹が減っても 母からもらった1万円を使う事ができなかった。 それは母の痕跡(こんせき)がのこる物だから…… どこを歩いたか分からないが 若林が竹田先生の家についたのは もう夜だった! 例のホームレスの長屋だ。 腹ペコの若林は テントのよこで しゃがみこんだ。 気が付けば 金田も先生もいない ここに来れば 彼らが待っていると思っていた。 携帯電話を 取り出し しばしながめる 「金田!!どこ行った??」