____苺の季節____

「えー、里ちゃん、3本も一緒に~?」


「だって派手に行きたいでしょ?ほら、綺麗!いぇーい」

里ちゃんの顔がオレンジと緑の花火の色に浮かび上がった。

「すっげーな、俺もやりてー」

直ぐに彰先輩は4本まとめて火をつけた。


辺り一面の暗闇に、灰色の煙がもくもくと広がって風に乗り飛んでいく。


見上げた空にはまん丸の月が静かに浮かんでた。


「満月…?」