さんご=15。





「カナぁ!」


「ミコ〜!おはよ〜ぉ!」




駅前


カレシの車から顔出して
手をふってるカナ


元気


だけど、それを信じたらダメだって
あたしが一番、よく知ってる…




「こんにちは〜!」


「こんばんは〜」




今夜は
たまり場には行かなくて
チョクで、峠に来た


この前みたことある人も
全然知らない人もいる




「ミコぉ?」


「あ…」




知り合いに
挨拶してまわってた、カナとカレシが
ジュースを持って 帰って来た




「ミコ、誰かさがしてるの?」


「え…」


「ずっと坂のほう見てたからぁ
なんならうちが、さがして来ようか?」


「う、ううん!
…あ、ほら!
この間のケガした人
どうしたのかなぁ…って」


「あ〜!
大丈夫みた〜い!
ねぇねぇ!こないだの人〜
大丈夫だったんだよね〜?」


「うん」


「――― よかったぁ…」


「まあ、そういうのは
ここにいれば、何度もある事だし
珍しい事でもないから」




また誰かひとり
バイクで坂を 下って行った