さんご=15。





「おっつ〜!カイト〜!」


「んだよ〜
どこ行ってたんだよテメエ!」


「どこって…
お前が走るの見てたんだって!」


「キー!!
車に鍵かけてったろお!
ケータイ預けたべ!」


「――― あ!そっかそっか!
わりぃ!!今あけるわ!」


「あ〜あたしもぉ
ジュース取りた〜い」


「わかったわかった」




「―――… なんだよ」


「…な、なによ!」




ヤバイ…
知らないうちに ジッと見てた…


「カッコイイだろ 俺」


「か…カッコ悪い!!」






突然まわりが、シーンとなって
ザワザワどよめいた後、爆笑がおこった




「あははははは!!
カイトがカッコ悪いって…!」


「わははははは!!」


「すんげー顔してんぞ!カイト!!」


「う…うるせえよ!!
な…どこがカッコ悪ぃんだよ?!
ハッキリ言ってみろ!!」


「き…金髪とか
うちのガッコーでいないし!」


「はぁ?!
いつの時代に生きてんだよオマエ!!」


「そ…それになんか
ヒザのびてるし!」


「伸びてんじゃねえよ!
下にパットつけてんだよ!
万が一転んだとき
ヒザ割れないように!!」


「え〜転ぶんだぁ?
下手くそなんだね〜」


「――― こ…こっの…!!」




あたしはなんか、本気でムカついてて
マジになって ケンカしてたのに
まわりがすっごい爆笑してて


…自分でも
こんな言い合いするの、初めてだから


勝手に口から、こんなにベラベラ
悪口みたいの出て来るとか
なんだかかなり 不思議だった




「――― おい!!
下でバイク、事故ったって!」




そんなガヤガヤを
一瞬でぶち破ったのは


スクーターで走って来た 、誰かの言葉