さんご=15。





車がついたところは、どこかの一軒家
まわりもマンションとか、コンビニ


街からは少し、離れたとこだった




門から、なぜか玄関には入らなくて


横の庭通って行ったら
プレハブで出来た、離れがあった




裏は、広い畑
窓から光さしてて、明るい ―――




ドアのとこ、靴がいっぱあって
開けたとたん、たくさんの人の
笑い声がきこえて来た




「よお!!」


「こんばんは〜!
お邪魔しま〜す!」


「これ差し入れ〜」


「サンキュー」




入った部屋は、車の中より
ずっとずっと けむたい




「勝手に〜その辺の物どけて〜
好きなとこ座ってい〜よ〜」


「あ、ハイ」




真ん中のテレビではF-1
その前にみんな、寝転んでて


左のベットの上には
すごい疲れた感じの人が
ケータイにぎったまま
ぐーぐー寝てる




ここ、あたしの部屋と
だいたい同じくらいの広さ


だけど、物とかがいっぱいで
多分、ここの部屋の人が


足元の服、思いきりけっとばして
冷蔵庫あけて、ガラガラ氷を入れてる


すぐにジュースを渡されて
一口だけ飲んで、床に置いた




「お」


「あ、来た来た」




―――― 外から バイクの音…