車がついたところは、どこかの一軒家
まわりもマンションとか、コンビニ
街からは少し、離れたとこだった
門から、なぜか玄関には入らなくて
横の庭通って行ったら
プレハブで出来た、離れがあった
裏は、広い畑
窓から光さしてて、明るい ―――
ドアのとこ、靴がいっぱあって
開けたとたん、たくさんの人の
笑い声がきこえて来た
「よお!!」
「こんばんは〜!
お邪魔しま〜す!」
「これ差し入れ〜」
「サンキュー」
入った部屋は、車の中より
ずっとずっと けむたい
「勝手に〜その辺の物どけて〜
好きなとこ座ってい〜よ〜」
「あ、ハイ」
真ん中のテレビではF-1
その前にみんな、寝転んでて
左のベットの上には
すごい疲れた感じの人が
ケータイにぎったまま
ぐーぐー寝てる
ここ、あたしの部屋と
だいたい同じくらいの広さ
だけど、物とかがいっぱいで
多分、ここの部屋の人が
足元の服、思いきりけっとばして
冷蔵庫あけて、ガラガラ氷を入れてる
すぐにジュースを渡されて
一口だけ飲んで、床に置いた
「お」
「あ、来た来た」
―――― 外から バイクの音…



