さんご=15。





後ろのほうから
男の子たちの
話し声が聞こえて来た




「――― なあ、カイト!
あの話さ〜どうなった?」


「え?なに?」


「…レースだよ!レース出るって話!」




「あ〜…わかんね
暑いじゃん?今〜」


「なんだよもったいねえなあ」




… レース?




峠で、競争とか…するのかな




「………」






気配 ―――


横に カイトが…すわった







「…るのって
そんなに楽しい…?」


「え?
なんだよ、花火つまんねぇの?」


「ちがう…」


「じゃあどうしたんだよ」




「バイクって…
速く走るって… そんなに楽しい…?」






カイトは


少しだけ、ため息をついて
しばらく 黙りこんでしまった…