「ダメに決まってんだろーが」 「なんでぇ〜?」 頼むから俺の部屋で地団駄踏むのは辞めてくれ。 うるさい。 「お前は足手まといなの」 「えぇ〜。大人しくしてるからぁ」 お願いっと媚を売るように見つめられても…… 「無理なもんは無理」 これ以上は頼んでも無駄だとわかったんだろう。 未帆は媚を売ることを辞めると、いっそ気持ちのいい程開き直ってあぐらをかいた。 「お母さんに言ってやるから」 こんにゃろう。