おとうと 02

「寂しい?」


「・・・うん」


「俺が、玲を守るから」






千秋はそう言って



あたしの手に自分の手を重ねた






「うん・・・っ・・・・」







千秋の優しさと




温もり






そして寂しさが溢れて




涙が少しだけ出た