おとうと 02



    「でも千秋君は玲さんが好きなんだよ?
  私あんなに酷いことしたのにいまさら・・・」

     「だからだよ」

    え?

     「るうもこのままじゃ嫌だろ?だから
    きちんとけりつけてこいよ!」

      
      私達は沈黙が続いた

      だって凄く勇気が居る事なんだよ?

      また玲さんを不安にさせちゃうんじゃないかな?

      千秋君迷惑になるんじゃ?

       しつこい女って思われるんじゃ・・・


      「じゃあ、俺帰るわ。もしも、千秋って奴に
  ちゃんとけりつける事出来たら話しあるから」


       そう言って慶は帰ってしまった。


        「よしっ」

    私は千秋君に明日、学校で最後の告白をすることを




         決意したんだ。