おとうと 02


   「綺麗ごとなんかじゃねーよ。本当にるうが

      心配なんだよ・・・。ほうっておけねーんだよ。」


    いつもは怒鳴らない慶が怒鳴ったから

      私はビックリして黙ってしまった。

      いつもの慶じゃない・・・?

    突然抱きつく力が弱くなった。


      「ご・・・ごめんな。怒鳴ったりして」


       良かったいつもの慶だ。

     でも目が真剣だ・・・。

       「いったい何があったんだよ」

    慶が真面目に私の目をみて

      私が言うのを待ってくれている。

        自然と涙があふれてきた。