「どんな顔してても可愛いよ」

耳元で囁いてみた。

照れくさいけど、そんなの関係ない。



「これからマジな話だから」

覆った手を彼女の顔から離し、その手をギュッと握り

「俺の目を見て」

声のトーンを落とし囁く。

おずおずと顔を上げ、俺の目を見た彼女を確認するとニッコリ微笑んだ。

「さっきも言ったけど、本当に出会えたこと感謝してる。それに、今まで支えてきてもらった。これからも支えて欲しいって思ってる。初めて会った時ずっと一緒に居たいって笑顔を見てたいって心から思った。本気じゃなかったらあの夜、呼び出したりなんてしなかったよ」

もっと早く自分の気持ちを彼女に伝えれば良かった。