お預け中?

それから、俺たちはそれぞれに店を出た。


泣いている女性を店に一人で置いていくのは、後ろ髪引かれる思いだけど仕方がない。

先に伝票を掴んで席を立った俺は

「お互いに仕事頑張ろうね」

って自分と彼女の為エールを送った。

奇麗に終わらせるなんて都合良すぎだけど。

これは、本音だから。

フッと微笑んだ彼女は、一時間余り過ごした時間の中で見せてくれた、あの少女の様な微笑みだった。


外に出たときの俺は、晴れ晴れした気持ちで少しだけ達成感の様なものを味わった。

明日から、また頑張ろうっと!