「浮気、しちゃダメだよ」 「分かってる」 裕実はまた目を閉じた。 「やっぱり…落ち着くなぁ…」 しみじみと呟く裕実。 俺はあたりを見回す。 人、少ないしいいよな、少しくらい。 自分で自分を納得させ、裕実との距離を縮める。 そして軽く、触れるだけのキスをした。 唇を離すと同時に裕実の目が開く。 「隙あり」 ニヤッと笑う。 裕実はもーっ!と言いながら照れたような怒ったような顔をしていた。