友達だった。
初めは。
それ以上でもそれ以下でもない関係だった。
なのにいつの間にか湯川は友達以上になっていて。
でも、怖くて想いを伝えることはできなくて。
好きで。
大好きで。
けど、湯川はあたしのこと、友達だとしか思っていないと思ってた。
だから告白なんてできるワケもなくて。
それにもし、フラれたらきっと前みたいに
一緒に帰ったり、
休憩時間に笑いながら喋ったり、
愚痴を言い合うこともできなくなる気がして。
それがどうしてもイヤで。
それだけはどうしても避けたくて。
ずっと言えなかった。
けど、湯川が同じキモチだって知ってもう怖がることは何もない。
湯川、聞いて。
あたしがずっと、抱いてたキモチ。
今…言葉にするから。
今…ちゃんと伝えるから。
「湯川…スキ、だよ…」
【END】
→あとがき

