切なさの距離~友達以上、恋人未満~







「遠距離は辛い。

けど、俺は日向となら頑張れそうな気がする。


辛い思い、させるかもしれない。

淋しい思い、させるかもしれない。


それでも…俺と付き合って…ほしいんだ」


ゆっくりと湯川の腰に腕を回す。




「あたしで…よければ…」


涙で思うように言葉が続かない。



あたしも好きだ、って

大好きだ、って伝えたいのに。


湯川があたしから離れる。


そして零れる涙を指で拭う。




「淋しかったら淋しい、って言ってほしい。


飛んでいくことはできないと思う。

けど、ちゃんと俺に伝えて。


少しでもその寂しさ、埋められるように頑張るから。


日向…分かったか?」


長い前髪をあげられる。

俯き気味に頷くあたし。



「ん」


と、言う声ととも額に湯川の唇が当たった。