公園の中にある時計の長針と短針が重なる。
約束の時間から30分が経っていた。
俺は、決めていた。
アキが来てくれるまでずっと、待つんだ、って。
今日を逃したらまた俺はウジウジしちゃうに決まってる。
それが分かってたから。
「……………夢大…」
それから15分
ブランコに座っている俺の後ろから声がした。
振り向くと俯き気味のアキが立っていて。
「45分の遅刻。
どんだけ待たせてくれんだよ」
なるべくあの頃と同じように接する。
「……ごめん」
でもアキはあの頃とは違って。
なんだか調子が狂う。
「呼び出したりして…ごめん」
「……ううん」
アキが隣のブランコに座った。
まだ俺とアキが付き合っていた頃、
こうやってよく笑いながら話してたな…

