「日向さ、3者懇終わった?」
結局電話を続ける俺たち。
裕実以外の女の子と電話するなんて初めてで。
妙に緊張してる俺。
相手は日向なのに。
いや…日向だから、かもしれない。
『あたし…今日だった』
「何言われた?」
電話の向こうから微かな笑い声が聞こえる。
なんで1人で笑ってんだ?
『成績、上がったな。
って。
山ちゃんに誉められたんだー!』
それで、1人で笑ってたんだな?
「良かったじゃん」
『いや~これも湯川あってのことだからさ。
お母さんも湯川くんには感謝しなさい、って。
ホントに、マジでありがと!
まさか3年になって成績上がるとは思わなかった~!』
そうはしゃいでる日向は本当に嬉しそうで。
聞いてるこっちまでもが嬉しくなった。

