切なさの距離~友達以上、恋人未満~






「うち、オカンしかいねぇーし」


湯川はぶっきらぼうに言う。

ヤバイ…あたし、やらかしちゃった感じじゃん…




「なんかさ、アレだよな。


日向っていつも言ってからやらかしちゃった…みたいな顔してるよな」


へ?と、言うと湯川はあたしを指さし言う。



「ほら、その顔。

まずいこと言っちゃったなぁ…みたいなさ。


言う前に考えてから物言えば?」


湯川は言うだけ言うと前を向いた。


え…何今のめちゃくちゃな上から目線。

そ、そりゃあ…あたしが悪いよ?


いっつも、思ったことすぐに口にするから相手のこと傷つけてるかもしれない。

けど、けど、今の言い方はさすがのあたしでも傷つく。



「そんなふうに…言わなくてもいいじゃん」


思わず呟いた。


でも湯川は振り向く素振りすら見せなくて。



なに?!


なんなの?!


完全なるシカトなワケ?!