「残りはあと…社会と数学…!!」
日向の顔がパァと明るくなった。
「喜んでる暇ねぇーぞ。
もう時間も遅いんだし。
親に連絡したか?連絡」
俺の言葉を聞いて日向の顔が歪む。
「なんか湯川、親みたい」
なんだ?
ウザイ、って意味か?
こっちは心配してんのに。
「とりあえず家に電話いれとけよ。
帰りは俺が送ってくから」
日向はブツブツ言いながらも携帯を取り出し、何か喋っている。
「9時までには帰ってらっしゃい、だってさ」
9時ってあと…2時間?
ギリセーフ…?
微妙だな。
そのとき、玄関のドアが開いた。
「…ただいまー!
あ、こんにちは。」

