「疲れたー湯川ぁー」
日向がシャーペンを投げ出す。
「先生に怒られるのと今頑張るの。
どっちがいいか考えなくても分かるよな?」
俺は動かす手を止めずに言った。
ってなんで俺が日向の課題を手伝わなくちゃいけないんだよ。
「湯川こわーい」
「怖くねぇ」
「いや、怖い」
「ってか手、動かせ」
なんだかんだ言ってこの時間が楽しいことに変わりない。
日向といると飽きないっていうか…
飽きる暇もないくらい振り回されて。
いつの間にか日向ペースで。
それに素直に従ってる俺がいて。
自分自身でも自分のキモチがイマイチ分からない。

