「お母さん、走ってくる」 6時40分 久しぶりにこんな時間に起きている。 そしてあたしの格好はジャージ。 「そう。 行ってらっしゃい」 お母さんは特に不思議そうにする様子もなく、そう言って微笑んだ。 夏の朝はじっとりしていて好きじゃない。 でも、なぜかそれが心地よかった。 軽く体操すると走り出した。 湯川の家へ。