切なさの距離~友達以上、恋人未満~






「そんなの…そんなの…知らないよ!


あたしは倒れたくて倒れたワケじゃない。

あたしは負けたくて負けたワケじゃない。


苦しくて、

悔しくて、


このキモチをどうすればいいか分かんないの!


自棄になって何が悪いの!?

勝った湯川に、あたしのキモチなんて何も分かんないよ!!」


言いたくもない言葉が、

次から次へと溢れて。


自分で止めることができなくて。


そのまま湯川にぶつけてしまう。



違う。

違う。


あたしが言いたいのは、あんなことじゃない。



涙が溢れて、あたしは公園を飛び出した。


病み上がりのせいか足下がふらついた。

それでも精一杯腕を振って、走った。


いつもの走りじゃない。


そんなの分かってる。

らしくない、ってことも分かってる。



でも、でも、

今はとにかく、全てのことから背を向けたかった。