湯川、遅いなぁ…
湯川が行ってから10分が経とうとしていた。
もしかして迷子?
ってそんなワケないか。
だってここに連れてきたの湯川だし。
一人で頷いていると
「ねぇそこのお姉ちゃん」
という声が後ろから聞こえた。
うわぁ…もしかしてナンパ?
こういうのは見ないに限る。
ナンパされてる人可哀想に、と思いながらひたすら空を見上げる。
「ねぇ、お姉ちゃんってば!」
ガシッと肩を掴まれた。
はっ?!もしかしてお姉ちゃんってあたしのこと?!
完全に見知らぬ人がナンパの被害にあっていたと思っていたあたしは軽くパニック。
「おい、見ろよ。
俺の思った通り、可愛い子だぜ?」
いつの間にか反対側にも人がいて。
挟み撃ちくらってるじゃん、あたし。
ってかこれって…ヤバイ、よね?

