「…………………あんまり」
―…希望の光が儚く消えた。


「見たんだッ!?!?
…サイッテー!!!
彼方のばかー!!!」


ボスンと枕を投げる。
顔面直撃だ。


「ちげッ。
俺は、いいことをしたんだって!」


「い、いいこと…ッ//!?!?
ますますサイテーーー!!!!!!!」


「やっおま勘違いしてるッて!」


「何がよ!」


「俺は、風呂で伸びてたお前を、ベッドに運んだだけだっつの!」


「じゃあなんで彼方も、そっその…裸なのよッ!?」



「運んだあと、風呂に入って、
しばらくベッドにぶっ倒れてたらそのまま寝ちゃったんだよ!」



「………………はッ?!?」