センパイ

「もしもし?・・え、うん。

   違うよ。友達・・。うん」


友達を強調するセンパイ。


「わかった。うん。
 
     おっけー♪じゃーな。」



私は立ち上がったセンパイを目で追った。



ケータイを切ると

私の方を振り返ってセンパイは


ありがとうとだけ言って


屋上のドアに手をかけた。