センパイ

「私・・・ずっとセンパイが好きでした。


  でも今、壱と付き合ってます。

    
       だから・・すいません。」




「わかった。ありがとう。」



センパイはそれだけを言うと



優しく笑った。



涙が溢れた。


「何泣いてんだよ。葵は強い。


  だから幸せになれ!約束だ。」



センパイは私の頭を撫でた。



大きくて優しい手が



私を包んでくれる。



私の全身が



好きだってメッセージ送ってる。