センパイ

≪ヒューー・・・ドーーーンッ≫



花火が上がった。




きれいだ・・・。




ふと壱の方を見ると


壱の赤い顔が照らされていた。





「やっぱ・・・綺麗だな。」



壱が花火を見て言う。



「うん。私、花火好きなんだ。」


花火は綺麗だけど



どこか儚げで・・。



そんなとこが人を魅せるのかもしれない。