センパイ

「おおー壱。お前相変わらず女連れてんな。」


知らない男の人が壱に言う。

壱はそーゆー人だったのかなぁ・・。




「うっせ。前とは違うよ。

    俺この子本気だもん。」




真剣な目をして答える壱。



この人となら幸せになれるかな。


想うより自然に


壱の手を握り締めていた。



「どーした?寒い?」


私の顔を覗き込む壱。





「付き合って・・。」