「うん。」



私が答えるとよかったと笑って



電話が切れた。




センパイと行くために買った



浴衣。




すべてがセンパイのためだった。



けれどもうそんなことしてられない。



センパイを想う恋はもう終わりだから。




ぼんやりと考えて


外に目をやればもう暗かった。