「『佐藤』って名前呼ばれるだけでドキドキすんねん」


「ギャハハッ!いいなぁそういうの」


「『やめとき』とかゆえへんの?」


「そんなんゆうたって無駄やろ?

 恋しちゃってんから」




『やめとき』とか『諦め』ってゆわれるとおもってた。


でも茉莉は『いいなぁそういうの』っていってくれた。


嬉しかった。

だって反対されても諦められなかったと思うし。



茉莉はいつも私のことを理解してわかってくれる。

こんな親友がそばにいてくれてすごく安心する。


今のクラスはなじめなくて正直苦しかった。


でも茉莉とか他の親友にも支えてくれた。


それだけですごく安心したし

すごく幸せ。


いつもいつも『ありがとう』っておもう。

すっごく感謝してる。





茉莉以外にも私のことを理解してくれる親友はあと6人いる。

きちんと言わなきゃこの恋のこと。


いつも支えてくれてるみんな。

いつも恋バナを聞かせてくれるみんな。


私もみんなに黙ってないできちんと言おう。



なんか自分だけ黙ってるのはよくないし。

みんなに私の恋バナ聞いてもらいたいし。






「茉莉。2学期みんなで恋バナしよなっ」

「うん!ウチも恋のことでみんなにいいたいことあるし」