*。恋するブス。*

「まぁそんな時もあるってウチなんかもっと陰口ゆわれてるし」


慰めてあげてます。

自分何してるんだろう?

恋のライバル慰めるとかどんだけいい人なんだ?私。


しかも背中までさすってあげてるし。

ハンカチも貸してあげてるし。


もう何してんの私!


このこ今朝私に何してきたかわかる?

平安名に何してたかわかる?


何優しくしてんのよ!?


そんなのほっとけばいいじゃん。



・・・でもなんかほっとけないんだよね。



「・・っ朝・・ゴメン」



『ゴメン』って。

一応先輩なんですけど。

ってか悪いと思ってたんだ。


じゃあなんでそんなことしたのよ!


・・・とかいわないけどさぁ。



「えっ気にしてないけど。名前は?」


めっちゃ気にしてましたけど。

まぁいいやとりあえず名前きいときましょ。



「高槻リカ。アンタは?」


『アンタ』って。

あのねぇさっきからいってけど一応先輩なんですけど!

調子のんなよ!

とか泣き止んですぐの子に言わないけど。



いいたくないの?って?



そりゃいいたいよ!