あたしの頭を
本気で心配し始めた
母を放って

あたしは、靴を脱いで
ボーっとしたまま


階段を上がり
自分の部屋のドアを開けた……



電気をつけないまま


ベッドの上に

ボスン…と


体を沈めた……




ドキン…ドキン…ドキン…ドキン…ドキン…



まだ…心臓がドキンドキンっていってる…


ずっと繋がれたままの手の平


放された時




凄く寂しい気がした……





なんか



もっとずっと



繋いでいたかったな……