「イヤ！」


「やめろっ!!」



突然、声が聞こえて
あたしの体
高杉くんから
引き離され
誰かの腕の中に

ボスン…!!
とおさまった……


「テメェー
コイツ嫌がってんじゃん!!

嫌がるような事

してんじゃねぇ～よ!!」




力強く
抱きしめられる腕の中


聞き覚えのある声



上を見上げたら





大好きな人の顔が
そこにありました……。