『少しいいか』 「ぅん」 今までにないくらいに心臓がバクバクして、 相手の顔が見られない。 手先が不自然に冷えて、 寒くもないのに震えだす。 頭の中は、もう真っ白。 新井瞬人が何か言いかけている。 待って。 私が言うの! 言わなきゃ。 これだけは。